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『7』がつく年の株価急落局面を考える

投稿日:2017年9月4日 更新日:

以前から言われていることですが、ここ数十年、『7』のつく年には株価の急落局面が必ずあったと言われています。

そして今年は2017年。2017年もあと残すところ4ヶ月弱ですが、急落を経験することなく乗り切ることができるのでしょうか。

過去の『7』のつく年を振り返り、残りわずかの2017年に関しても考察してみたいと思います。

 

1987年『ブラックマンデー』

1987年10月19日の月曜日、NYダウ平均株価の終値が前週末より508ドルも暴落し、下落率は22.6%にも達したのが『ブラックマンデー』とされています。

この大幅な下落に関しては諸説ありますが最も有力なのが、自動売買システムにおいて売りが売りを呼んだことによるもの、とされています。

当時アメリカにおいては多くの機関投資家がオプション理論に基づいたPI(ポートフォリオ・インシュアランス)DAA(ダイナミック・アセット・アロケーション)での運用を採用しており、自動売買が盛んに行われていたのです。

これらの戦略は主に順張りだとざっくり御考え下さい。

リスクヘッジを目的としてこのPI、DAA戦略が大ヒットしました。

ほとんどの投資家が同じシステムを使って運用をしていたと言われています。

基本的には順張り戦略ですので売られたら売る運用手法です。

売りが売りを呼ぶ状況でした。

こうしてブラックマンデーが出来上がったのです。

 

1997年『アジア通貨危機』

タイバーツの通貨切り下げに端を発したアジア通貨危機。

主な原因として言われているのが『無理があったタイバーツのドルペッグ制』です。

経常赤字を垂れ流していたタイにおいては基本的には通貨バーツが安くならなくてはいけません。

しかしながら米ドルと連動するドルペッグ制を導入していたためバーツは下落しませんでした。

そんな中、当時の米大統領ビル・クリントンはドル高政策をとったため、連動してタイバーツも上昇します。

本来下がるはずであったタイバーツが上がっていくという異常な状態でした。

しかしドルペッグ制を維持するため、タイの外貨準備高はみるみる減っていきます。

そこに目をつけたのがヘッジファンドでした。

『タイはドルペッグ制を維持できない』

という考えからタイバーツを売ります。

不安を煽られた海外投資家はタイから資金を引き揚げ、タイバーツにはさらなる売り圧力がかかりました。

結果、タイ政府は1997年7月2日にドルペッグ制を諦めました

1997年6月 1ドル=25バーツ

1998年1月 1ドル=57バーツ

タイバーツが大きく下落したことで成長が見込まれていたアジアの通貨が一斉に売られてしまうこととなりました。

ちなみにこの年(1997年)、日本においては大手証券の『山一証券』が自主廃業しています。

 

2007年『BNPパリバショック』

2007年8月、フランス大手銀行BNPパリバ傘下のミューチュアル・ファンドがファンドの解約凍結をしたことでサブプライムローンの証券化商品のリスクが広く現実のものとして知られた出来事です。

サブプライムローンとその証券化に関してはこちらの記事でも触れています。

第2のリーマン・ショック!?証券化サブプライムローンの恐怖、再び

基本的には米国の急激な利上げに伴うローン返済の滞納。

そして滞納率やデフォルト率の上昇が証券化商品の流動性に悪影響を与えたとされています。

2007年7月には米ベアー・スターンズ傘下のヘッジファンドが実質的に破綻していました。

この流れが翌年のリーマン・ショックにつながっていきます。

 

2017年はどうなるか

目先のリスクは地政学リスクです。

米朝間における武力行使、でしょうかね。昨日(3日)も北朝鮮が実際に地下施設において核実験を行ったことが分かっており、各国首脳が対応に追われています。

また9月のFOMCにおいてはFRBの資産規模の縮小が決定されるのではないかと言われています。

市中からドルを吸収する動きであり、金融引き締め策の1つです。

金融引き締めは株式にとってはネガティブであるためこちらも無視できません。

リスクをあげたらキリがありませんが、実際はどうなるかなんてわかりません。

運用する上では流動性の高いもので持っておくのも1つの手ですね。

個人的には国内株がいいと思っていますけど。

好業績銘柄で株価が上がったのにこのところ下げていた銘柄なんかがいいと思っています。

三菱電機とか。

おっと、後場寄りだ。それでは!

 

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