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第2のリーマン・ショック!?証券化サブプライムローンの恐怖、再び

投稿日:2017年8月15日 更新日:

第2のリーマン・ショック

2008年9月、もはや誰もが知っているリーマン・ショックが起こりました。

住宅向けサブプライムローン(低所得者向けのローン)の貸倒率が急騰し、証券化されていたサブプライムローンだけでなく、派生商品もバタバタと倒れていった、あの出来事。

もはや連鎖反応。複雑に絡み合った金融商品のせいで世界中が大不況に陥った最大の要因。

あれほどまでに世界を震撼させ、一躍有名になったサブプライムローンですが
実は今も存在していて、懲りずにまた証券化されていることをご存知ですか?

 

その正体は…

自動車向けサブプライムローンです。住宅の次は自動車です。

サブプライムローンの特徴として、最初は低い金利だけど、一定期間過ぎたら変動金利になることが挙げられます。

2015年末からアメリカのFRBが段階を踏みながら政策金利(FFレート)をあげていることを考えると、自動車向けサブプライムローンの金利も上がっているに違いない。

 

自動車向けサブプライムローン

アメリカの自動車ローンは約1兆ドル(約110兆円)の市場規模があると言われており、そのうちの約2割がサブプライムローンとされています。

この自動車向けサブプライムローンの貸倒率が足元で1割に迫っていると言われているのです。

しかもこのサブプライムローン、借り手の収入を確認していたのは全体の8%程度だったとも言われています。

全くもって、住宅向けサブプライムローンの時と変わらないのです。

 

サブプライムローンは証券化してこそ

こんなこと言うと怒られるかもしれません。

サブプライムローンは証券化してこそなんです。貸し手からすると。

証券化してしまえば元々の貸し手だった銀行や金融会社は貸倒リスクを取らなくて済むからです。

そして証券化されたサブプライムローンは元をたどれば変動金利の融資なので、今のような利上げ局面では高い金利を享受できる魅力的な投資商品なのです。

実際、2015年にはアメリカ自動車ローン約1020億ドル(約12兆円)が証券化されています。

ドイツ銀が調査、サブプライム自動車ローン証券販売慣行で-関係者

 

油断は禁物

住宅向けサブプライムローンに比べれば市場規模はまだ小さいものの、アメリカでは新車販売台数も前年比で落ち込んでいます。

またリース契約を終えた自動車が中古市場への流入を大きく増やしており、資産としての自動車の価値が大きく下落し始めています。

自動車買い替えの原資になりうる使用中の自動車の価値が下落することは、新たな自動車の買い控えにつながる可能性もあります。

日本でもその影響を受け、自動車関連株は軟調な地合いです。

 

おわりに

何がきっかけになるかはわかりませんが、上昇相場にはいつか終わりが来ます。

それが米朝開戦なのか、サブプライム危機なのか、どうなるのかはわかりませんが運用するにあたっては個別の銘柄や日本のマーケットだけを見ず、マクロな視点で俯瞰することも大切になってくると思います。

以前紹介したVIX指数なんかも参考になりますね!

VIX指数(恐怖指数)って何?

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