株式で運用する上で、儲かることで有名なのでIPO(新規公開株式)です。
上場後、何日も値がつかずに買った値段から何倍にもなる可能性があることは皆様もご存知かと思います。
そのIPOですが、どうすればゲットできるのでしょうか。
この記事ではそんなIPOの実態をお話しします。
IPOゲットの大前提
まずIPOをゲットするためには証券会社に口座が必要です。
多くの会社の上場を担当し、多くの株式を確保しているのは野村證券ではないでしょうか。
新規上場にはメインの担当証券会社である主幹事という存在があります。
この主幹事証券会社で証券口座を持っていれば、その証券会社はより多くの株数を担当しているので、IPOが回ってくる可能性が高まります。
申し込みの方法
細かい手続きや注文方法の説明は省きますが、申し込みの窓口はインターネットと対面に分かれます。
【インターネット経由】
インターネットでIPOを申し込んだ場合、IPOが自分に回ってくるか否かは完全に抽選です。
それ以上でも以下でもありませんので、運としか言いようがないのです。
【対面】
まず対面での申し込みをする場合は、証券会社の店頭で口座開設をし、且つ原則自分の口座を担当してくれる担当者がいなければなりません。
インターネット経由で開設した口座に担当者がつくことはほとんどありませんので店頭での口座開設か、証券会社からの案内にこたえる形で証券口座を開設する必要があります。
上記のような対面の場合、自分の証券口座が所属する営業店(例:〇〇支店)における配分になります。
では『配分』とはどのような基準での『配分』なのでしょうか。
証券会社のHP
実は、答えは証券会社各社のホームページにあるのです。
野村證券
大和証券
日興証券
このように証券会社の営業店における配分に関しては、当該証券会社での預り資産状況、取引状況などが考慮された上でIPOが配分されるのです。
要はより多くの資産を証券会社に預け入れ、より多く取引をすることで多くの手数料を落としてくれた人に厚く配分しますよということが暗に書かれているのです。
これではお金持ちがさらにお金持ちになる仕組みが出来上がっている気がしないでもないですが…
また、今後取引の拡大が見込める先とも書いてあります。
この場合、口座開設時に大きなことをひとまず言っておけばどうにかなる気もしますが、すぐにバレて以後IPOをゲットできなくなる可能性もあるので要注意です。
まとめ
上記のことを踏まえると、IPO(新規公開株式)をゲットするには
①証券会社に口座を開設する
②証券口座に担当者をつけてもらう
③より多くの資産を預け入れる(最低でも1000万円!?)
④取引をすることで多くの手数料を落とす
⑤担当者と仲良くなる
といったことが必要になってくるのかと思います。
IPOゲットまでの道のりは遠く感じてしまいますが、ネットで申し込めば皆平等で抽選な訳ですからそれはそれで、抽選でもいいような気もしますけどね。