投資全般

NISA(少額投資非課税制度)を賢く使おう!NISAって何?

投稿日:2017年8月20日 更新日:

 

NISA(少額投資非課税制度)について紹介したいと思います。

昨今、『貯蓄から投資へ』をスローガンに様々な政策が実行されています。

金融市場において大きな施策の1つにNISA(少額投資非課税制度)があります。

本ページではNISAの概要についてフォーカスし、その活用方法を考えていきたいと思います。

 

証券税制の基礎知識

その前に証券税制の基本をおさえておくと、金融商品の値上がり益に対しては20.315%の譲渡益税がかかります。

また、株式の配当や投資信託の分配金(普通分配)に関しても20.315%の税金がかかります。

例)A株に120万円投資し、半年後220万円に値上がりしたのち売却で利益を確定した場合

この時、投資元本120万円に対して100万円が値上がり益であり、この100万円に対して税金がかかります。20.315%の税金を引くと税引き後の値上がり益は796,850円となります。税金として203,150円引かれてしまいます。

 

例)B株に投資し、権利確定後受け取る配当金が100,000円だった場合

今回受け取る100,000円の配当金に対して20.315%の税金がかかります。税引き後の手元に残る配当金は79,685円であり、20,315円が税金として引かれます。

これらの税金が引かれずに済むのがNISA(少額投資非課税制度)です。

 

NISA(少額投資非課税制度)の概要

NISAには1年あたりの上限が設定されています。

2017年現在、1年あたり120万円が上限となっています。

毎年1月1日から12月31日までの期間を1年とカウントし、その期間中にNISA口座で買い付けたものが対象となります。

毎年120万円の枠が付与されるイメージです。

余った枠、使わなかった部分に関しての翌年への持ち越しは不可であり、年をまたぐごとに付与されるNISA枠はリセットされます。

1つの枠は向こう5年間有効なので、5年以内の売却益、配当金、分配金が非課税になります。

例)A株にNISAを使って120万円投資し、半年後に220万円に値上がりしたのち売却した場合

投資元本120万円に対して100万円が値上がり益であり、本来20.315%の税金が取られてしまいますが、NISA口座で買い付けているため値上がり益の100万円はそのまま手元に入ってきます。

引用:金融庁ホームページより

 

例)B株にNISAを使って投資し、100,000円の配当金を受け取る場合

本来20.315%の税金が引かれてしまいますがNISA口座を使って買い付けているため税金は引かれずに100,000円の配当金がそのまま手元に残ります。

引用:金融庁ホームページより

このようにNISA(少額投資非課税制度)は使い方によっては投資家に大きな恩恵があります。

 

NISA(少額投資非課税制度)のメリット

・上述の通り、NISAのメリットは税金が引かれないという点です。

これに尽きます。

 

NISA(少額投資非課税制度)のでメリット

・1年あたりの上限額が120万円のため文字通り少額投資に留まってしまう点。

・1つの枠の有効期限が5年間であるため、5年を超えてNISAのメリットを享受できない点

・一度売却してしまうと、当該NISA枠の再利用は不可である点

・NISA口座で買い付けたものは損益通算の対象外である点

・使い切れなかった枠の翌年への持ち越しが不可である点

 

どのようにNISA(少額投資非課税制度)を使うべきか?

管理人が考えるNISAの有効活用方法を紹介したいと思います。

1つ目は将来的に大きな上昇が見込める株式の買い付けに用いる、ということ。

いつの時代も株式市場においては大化けする銘柄があります。

10倍、20倍になる株式があるのも事実。

それらを発掘し、その株式の買い付けにNISA口座を使うということです。

何倍になろうとその値上がり益に対して税金はかかりません。

もちろん株価が上がる前提で話しているので、値下がりしてしまった場合に損益通算には使えない点や、5年たっても値上がりしない時は5年経過後NISA口座から外れてしまう場合もあると思うので注意が必要です。

 

2つ目は高配当の株式への投資にNISA口座を用いる、ということ。

昨今、株主を意識した各社の取り組みによって配当金は増加傾向にあります。

それらの株式に投資をすることで出てくる配当金を非課税でゲットしようということです。

現在の株価を基に計算する配当利回りでは4%を超える配当金を出している会社もあります。

注意点としては1つ目同様、値下がりしてしまった場合に損益通算ができないということと、NISA枠の有効期限は5年間なので5年を超えて配当金を非課税で受け取ることができないという点です。

 

おわりに

今回はNISA(少額投資非課税制度)について紹介しました。

税金が引かれないだけで手元に残る利益には大きな差が生まれてきます。

将来への資産形成のためにNISAをうまく活用しましょう。

 

 

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現役証券会社勤務サラリーマン、通称リアル証券マンによる金融関連ブログ。現在はリテール営業に従事し、法人・個人のどちらも担当。早くリテールから脱却するため色々と試行錯誤中。

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